2024年2月12日「出張封印 工具まとめ」に『ラチェットドライバー(ANEX)』を追加・更新しました

苦労した自動車OSSの導入。実際に始めるまでのステップは?

自動車OSS―導入までのステップ

さまざまな分野で電子申請が進んでいますが、車の手続きでは自動車OSS(自動車保有関係手続のワンストップサービス)が徐々に浸透。
行政書士の私も昨年、ついに導入しました。

OSSが使えるようになるまではなかなか大変な道のり。
この記事では、導入までに行ったことを振り返ります。

自動車OSSの導入ステップ

OSSが使えるようにするには、いくつものステップを踏まねばなりません。

電子証明書

まずは電子証明書の取得。
私はセコムの行政書士用電子証明書を取得することにしました。
これは電子定款認証などでも使うため、すでにお持ちの方も多いかもしれません。

申込みは印鑑証明書などの添付書類をそろえて送付。
2週間ほどで送られてくるデータを使い、PCに設定していきます。
これだけでもそこそこ面倒です。

自動車OSSの設定

自動車OSSのウェブサイトから初期設定をする必要があります。
使用するPCの環境設定や各種ID、パスワードの取得を行います。

これもなかなか大変で、メールアドレス、納付利用者ID、一括利用者IDやそれぞれのパスワードをそろえていかなくてはなりません。
最初は、どのIDが何のためにあるのか分からず戸惑いました。

AINASの申込みと設定

OSS申請は本家のウェブサイトからもできますが、他の申請ソフトを経由して申請することも可能。
私は中央研修所の動画に解説があったAINASを使うことにしました。

AINASの申込みには、電子証明書を入れたCD-Rなどの添付書類が必要。
しばらくして送られてくる資料を元に初期設定を行います。

AINASの設定でも、管理者ユーザーや代理人担当者ユーザーを定めてパスワードを作成したり、到達番号パスワードを決めたりと、やるべきことが多数。
この辺りで、何が何だかよくわからなくなってきます。

ちなみにAINASは、申込みや年会費は無料で、登録1件ごとに47円がかかる仕組み。
他の有料ツールでもOSS申請はできるので、今後検討したいと思います。

証明書等管理業者名の届出

申請件数が多くなると、陸運局で1件ずつ番号を指定してやりとりするのは面倒です。
そのため証明書等管理業者名を登録しておき、その名前でまとめてやりとりすることができるそう。

最初から多数の申請を行うことはないと思いましたが、AINAS上で証明書等管理業者名を入力する必要があったため、陸運局で届出を行いました。

陸運局側でもまだあまり例がなかったらしく、いろいろと調べて手続きをしてくださいました。
軽自動車OSSの方も同様に手続きをしましたが、陸運局よりもさらに煩雑な手続きでした。

電子納付のための口座

OSS申請では各種手数料や税金を電子納付します。
それにあたり、電子納付に対応した銀行の口座を用意する必要があります。
ペイジーでの支払いが楽な銀行がいいでしょう。

ちなみに電子納付ができる銀行は都道府県ごとに異なるので、申請先に対応した口座を用意しなければなりません。
特に、他県の登録も行いたい場合は注意が必要です。

実際に使えるようになるまで、1カ月程度は必要

上記のプロセスを全て終えるには、1カ月程度は必要です。
初めて取り組む場合、さまざまな局面でIDやパスワードを設定することになり混乱は必至。
一つ一つメモを残し、次のステップに進むことをお勧めします。

もう少し簡単に始められれば助かるのですが、役所のシステムなので仕方がないのでしょう。
自動車登録という重要な手続きに関わるものなので、不正が起きることのないよう厳格なプロセスが求められているのだと思います。

これから始められる方は、AINAS以外の申請ソフトを最初から選択肢に加えてもいいかもしれません。

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