ナンバー交換の場面では、普通のドライバーだけでは対応できないケースがありますね。
プラスドライバーでは回せないボルトや、固着したボルトです。
今回は、そんなイレギュラーへの対応に役立つドライバーをご紹介します。
ベッセル『400PD2』は2way×2wayで使える便利工具
ご紹介するのはこちら。
ドライバーで有名なベッセルから発売された2WAYパワードライバー『400PD2』です。
2つの大きな特徴により、汎用性が高いツールとなっています。
特徴① ビット用とソケット用の2wayで使える
『400PD2』の先端には特殊なスリーブが付いており、これを前後に動かすことで六角ビットとボックスソケットのどちらも使えるようになっています。
いろいろな形状のボルトを回すために各種ビットやソケットを使うことがありますが、どちらもこの1本で使用できるのは助かります。
特徴② ストレートとL型の2wayで使える
『400PD2』はストレートからL型に形状を変えることができます。
L型に変えると大きな力をかけることができるので、固く締まったボルトを緩めたいときに便利。
ロック機構も備わっており、ぐらつきなく使用できます。
これら2つの特徴により、2way×2way=合計4通りの方法で使用が可能。
1本で多くのケースに対応できます。
ベッセル『400PD2』をナンバー交換で活用する
このツールの特徴をふまえ、ナンバー交換でどのように活用できるか考えてみましょう。
まず、普段は先端に10mmのボックスソケットを付けておくと役立ちそうです。
ボルトの頭が平らでプラスやマイナスの溝が切られていないとき、ソケットドライバーとして使えます。
また、通常のプラスネジでも、固着して普通のドライバーでは回しにくい時、このツールをL型にして使えば回るかもしれません。
また時折、プラスではなく六角やトルクスの溝が設けられたボルトに遭遇することもあります。
そんな時は、各種ビットを用意しておけば『400PD2』で回せます。
そのほか、防犯用ボルトの専用ソケットを取付けて使うことも可能です。
専用ソケットはメーカーにより、1/4インチの四角形または5mm幅の六角形に取付けられるようになっています。
(それ以外のタイプもあるかもしれません)
1/4インチの四角形であれば『400PD2』に何も付けていない状態でOK。
5mm幅の六角形であれば『400PD2』の先端にH5(ヘックス5番)のビットかソケットを付ければ回せます。
防犯用ボルトには元々(L字型の)六角レンチが付いていることもありますが、ドライバーで回した方が圧倒的に楽だと思います。
まとめ
ベッセル『400PD2』は、形状も2way、先端も2wayで使える汎用性の高いツール。
1本持っているとさまざまなケースで使うことができ、工具の数を減らすことにもつながりそうです。
用途に合いそうな方は試してみてはいかがでしょうか。