2024年4月29日「出張封印 工具まとめ」に『クリップリムーバー』ほか2点を追加・更新しました

電動ドライバーはナンバー交換に使える?ベッセルとパナソニックを比較

電動ドライバー

ナンバー交換の際はドライバーを使いますが、電動ドライバーが使えればより楽に作業できそうですね。
この記事では、実際にナンバー交換に電動ドライバーを使った経験から、使い方や注意点、おすすめの機種をお伝えします。

電動ドライバーは状況によっては有用

電動ドライバーは大型の電動工具と比べれば非力なため、固いネジの付け外しには向きません。
しかし錆びつきなどのないスムーズなネジの付け外しには十分使えます。

最初の緩めや最後の締め付けは手動で回し、スムーズに回る部分は電動で行なえば、素早く作業を完了できます。

電動ドライバーでナンバー交換をする際の注意点

電動ドライバーでナンバーの付け外しをする場合は、取扱いに注意が必要です。

まずは緩める場合。
電動ドライバーは規定以上の力をかけると機械部分が故障してしまいます。
そのため、錆びついた固いネジを強い力で緩めようとするのは危険です。

次に締め付ける場合。
操作を誤るとネジが必要以上に締まってしまい、ナンバープレートに傷が付く可能性があります。
また、ネジが斜めに入った状態で回すとネジ山が潰れてしまう恐れも。
手締めと比べてコントロールが効きにくいため、細心の注意が必要でしょう。

2つの電動ドライバーを比較。使いやすいのはパナソニック

電動ドライバーでは、ベッセルとパナソニックの商品が有名です。
それぞれの機種を使ってみたので、簡単にレビューします。

ベッセル

使用したのは『220USB-1』という機種。
いくつか種類がある中で、標準的な機種となります。

パワーは強めでいいのですが、気になるところが2点。

まず、スイッチを切った後に惰性で少し回り続けます
そのため思ったより強く締まってしまったり、締まり切った後に手首を持っていかれたりします。
この機種を使う場合は、止めたいところよりも少し早くスイッチを切る必要がありそうです。

もう1つはスイッチの機構。
スライド式スイッチは操作しやすいのですが、ちょっと触れただけで作動してしまうため、手締めの時に誤ってスイッチが入ってしまうことがありました。

パナソニック

使用したのは『EZ1D11S-B』という機種。
2023年時点の最新モデルです。

ベッセルと比べてパワーは弱いですが、回転スピードは速い機種です。
使っていて気に入ったところが3点。

まず、スイッチを切った瞬間にピタッと回転が止まります。
思ったところで止められるので失敗が少なく、(パワーが弱めなこともあり)手首を持っていかれることもありません。

次にスイッチの機構。
締め、緩めのボタンが独立しており、少し押し込まないと回らないため、意図せぬタイミングでスイッチが入ってしまうことがありません

最後にライト。
どちらの機種にもLEDライトが付いており、回転中は点灯しているのですが、パナソニックの方はスイッチを半押しするとライトのみ点灯する機能も。
暗い中で作業する際、ちょっとした懐中電灯のように使えるのが便利です。

以上により、ナンバー交換に使うのであればパナソニックの機種がおすすめです。
パワーは弱めですが、意外に繊細なナンバー取付けに対してはちょうどよい強さだと感じています。
固めのネジで回転が止まってしまう時は、一旦手動に切り替えればOKですね。

まとめ

ナンバー取付けに電動ドライバーを使うのは、時と状況を選ぶかもしれません。
ただ、使える状況ではとても楽で早いのも事実。
電動工具なので使用方法には十分注意を払いつつ、うまく活用していきたいと思います。

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