2024年4月6日「出張封印 工具まとめ」にスタビーコンビネーションレンチほか2点を追加・更新しました

ナンバープレートの封印の外し方は2通り。それぞれのメリット・デメリットは?

封印の外し方

普通車のナンバープレートを交換する際は、封印を取り外す必要があります。
行政書士であれば、出張封印の際にお客様先で封印を外すこともあるでしょう。

きれいに外れればどんな外し方でもいいのですが、方法は大きく分けて2種類あります。
SNSにポストしたところどちらの方法にも賛否両論があり、さまざまな考え方があることがわかりました。

封印の外し方① 穴を開けてめくる

まずはマイナスドライバーなどで穴を開け、表面をめくってボルトを露出させる方法です。
トップ画像では左側と真ん中がその方法で開けたものになります。

この方法は比較的簡単。
縁の方にマイナスドライバーなどを突き立てて力を入れると穴が開くので、そこからさらにドライバーを差し込み、テコの原理でめくり上げます。

ボルトが見えたら後はプラスドライバーやソケットレンチで外せますね。

メリットは比較的小さな力で封印を外せること。
うまくいけば画像左側のようにきれいに開封できます。
しかしたまに硬い(経年変化した?)素材のものがあり、きれいに外れないことも。
画像真ん中のものがそうで、少しずつめくり上げて何とかボルトを露出させました。

デメリットはやや時間がかかること。
表面を取り外してからボルトを回すため、2番目の方法と比べて時間がかかります。

ちなみにSNSでは「この方法は危険だから避けている」という方も。
尖ったマイナスドライバーを使うので、滑って車両に傷が付くリスクがあるということかもしれません。

封印の外し方② プラスドライバーを刺して回し取る

2番目の方法は、真ん中にプラスドライバーを突き刺して直接ボルトにあてがい、封印ごと回し取るものです。
トップ画像の右側がその方法で開けたものになります。

この方法は自動車業界のプロが比較的よく用いているようですね。

メリットはプラスドライバーだけで素早く外せること。
マイナスドライバーを出す必要もありません。
また慣れた人にとっては、この方法の方が簡単に感じるそうです。

デメリットは、ボルトがなめるリスクがあること。
封印の上からドライバーを当てているため、完全にボルトにフィットせず、ネジ頭の溝を削ってしまう可能性があるのです。
(ボルトがサビで固着している時に起こりやすいです)
そうなってしまうと、結局表面をはがしとり、改めてソケットレンチなどでボルトを外す必要が出てきます。

SNSでは「この方法はネジ頭をなめる可能性があるので推奨できない」「より確実な方法で外すべき」という意見が。
工具を扱うプロでなければ、うまくいかなかった場合のリカバリーが難しいといえるかもしれません。

私は①の方法で外しています

私は行政書士としてナンバー交換を行なう際、①の方法を採用しています。
使う道具はマイナスドライバーでもいいのですが、より硬い素材でできたプライバーを使用。

②の方法も試したことはあるのですが、①と比べて強い力で押す必要があり、ちょっと怖さがありました。
お客様の面前で作業するという観点からも、①の方法がベターではと思っています。

とはいえこれまでの経験から、②の方が安全・確実だという方も多いかもしれません。

いずれにしても、責任をもって完了できるよう細心の注意を払って作業していきたいものですね。

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