2024年9月8日「出張封印 工具まとめ」に『ビットセット(SK11)』を加筆・更新しました

ナンバー交換で特殊なボルトに遭遇するとき―対処法と必要工具

さまざまなボルト

ナンバープレートは通常、プラスドライバー(3番)で回せるボルトが使用されています。
しかし人によっては見た目や防犯上の理由から、特殊なボルトが使っていることも。

ナンバー交換作業を効率よく行なうには、なるべく多くのパターンに対応できるようにしておく必要があります。
今回は4種類の特殊なボルトを例に、外し方を検討してみましょう。

溝がないボルト

溝のないボルト

まずは頭に溝が切られていないボルトです。
見た目のシンプルさから、好んで付けている人も多いと思います。

これは六角(または12角)のソケットで外すことになります。
封印のある箇所に使われていることもあるため、封印の土台に干渉せず使える薄型のソケットをおすすめします。

防犯用ボルト

特殊な溝のボルト

頭に特殊な形の溝が刻まれた、防犯用ボルトです。
専用のソケットがなければ付け外しができないようになっています。

防犯用なので多くは語りませんが、専用ソケットがない場合は特殊なペンチ(プライヤー)で外側から掴んで回し取ることになるでしょう。
作業に時間がかかる上、ボルトに傷が付くので再利用は難しいと思います。

六角穴が開いたボルト

ヘックス穴のボルト

頭に六角形の穴が開いたボルトです。
頭が丸いので、六角ソケットは使えません。

この場合は六角形のビットを使って外します。
特殊なペンチで掴んで外すこともできますが、ぴったり合うビットを持っていればその方が早いでしょう。
このほか、トルクス(ヘックスローブ)という形の穴が開いたボルトもたまに見かけます。

プラス、マイナス以外の形に対応するため、ビットセットを用意しておくのも良いでしょう。

丸頭ボルト

頭が丸いボルト

最後は、プラスの溝が切られているものの、頭が丸いボルトです。
通常はプラスドライバーを使えば済むのですが、問題は固く締まっている時や頭がなめてしまった時。
特に、封印の箇所にあるボルトがそのような状態の時が難しいです。

皆さんなら、この画像のボルトが錆びついてドライバーでは回らない場合、どのように対応しますか?
プラス溝が潰れてドライバーが空回りしてしまう時はどうでしょうか?(あまりないとは思いますが。)
いろいろな対処法があると思うので、考えてみてください。

まとめ

出張封印(ナンバー交換)を個人宅などで行なう場合、いろいろなボルトに対応できるよう準備しておくとスムーズです。
(基本的にはユーザーさんに対処してもらえたらとは思いますが。)

具体的な状況をイメージして、必要なものをそろえておきたいですね。

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