出張封印業務をやるなら持っておきたいのがメガネレンチ。
六角ボルトを締めたり緩めたりする工具です。
私は2つのタイプを購入。
それぞれ役立つ場面があるかと思ったのですが、結局スタンダードなメガネレンチが1本あればいいという結論になりました。
※後半に追記あり
それぞれご紹介してみます。
スタンダードなメガネレンチはぜひ用意しておきたい
まずは両端が12角形の穴になっているスタンダードなメガネレンチ。
1本で2つのボルトサイズに対応できますが、ナンバープレート用のビスは基本的に10mm幅なので、私は「10mm×12mm」のものを買いました。
ところで、出張封印でメガネレンチを使うことは滅多にありません。
基本的にはドライバー1本で完結するので。
しかしメガネレンチが活躍するシチュエーションもたまにあります。
例えばナンバーを取り外す際、ビスが固くてドライバーでは回らないとき。
メガネレンチならより強い力をかけることができ、ネジ頭の溝がなめてしまっていても大丈夫です。
この用途ならラチェットレンチでもいいですが、シンプルなメガネレンチも1つあると安心ですね。
そのほか、主にアウトドア系の車で、薄いステーの両側からビスとナットで挟み込むようにナンバー取り付けることがあります。
そんな時は、反対側のナットをメガネレンチで固定しておき、正面からドライバーでビスを回すという使い方も。
ドライバーしかなければ、しっかりと取り付けることはできません。
切替式ラチェットめがねレンチは面白いが…
メガネレンチの中には変わり種もあり、『切替式ラチェットめがねレンチ』というものを買ってみました。
両端とも10mm幅ですが、片方は開放型(スパナ)、もう片方はラチェット機構を搭載しています。
ラチェット機構とは、一方向にしか力がかからず、逆方向に回すと空転する仕組みのこと。
メガネレンチのように何度も工具を掛け直すことなく、楽にボルトを回すことができるわけです。
この変わり種のメガネレンチ、確かに面白い工具ではありますが、ナンバーの付け外しには特に役立ちませんでした。
ラチェット機構で楽に作業ができるかと思ったのですが、逆方向の空回り機能が思いのほか弱く、すぐにネジと一緒に回り出してしまうためです。
(いわゆる空転トルクが重く、共回りしてしまう状況です)
反対側のスパナ部分も特に使う場面がなく、この道具はほぼお蔵入りとなっています。
ただ、ラチェット機構は空転するときにカチカチと鳴るため、気分転換に回して遊ぶのは楽しいです(?)
【追記】コンビネーションレンチの方がいいかも?!
メガネレンチと似た工具で、コンビネーションレンチというものもあります。
片方が丸型(メガネ)で、もう片方がオープン型(スパナ)のレンチです。
強い力をかけるメガネと、早回し用のスパナがセットになったものですね。
このコンビネーションレンチは、両側が同じサイズになっています。
出張封印ではほぼ10mmしか使わないので、両側が同サイズの方が迷わなくていい気がします。
また、冒頭でご紹介したメガネレンチは先端が少し曲がったタイプ。
これはこれで障害物をよけたりできるメリットがありますが、狭いスペースに入らないというデメリットも。
ナンバー取付けの際には狭いスペースにレンチを入れることもあるため、先端が曲がったものよりもまっすぐなレンチがいいかもしれません。
この点でも、コンビネーションレンチはストレートのものが多く、間違いがない気がします。
まとめ
出張封印業務を行なうなら、スタンダードなメガネレンチは1本持っておくと便利です。
いろいろと道具を探していると、買ってはみたものの使わないものも出てきますが、それもまたこの業務の楽しさかもしれません。
▼レンチの使い方については以下の記事もご覧ください
出張封印でコンビネーションレンチを使う場面