任意の場所でナンバー交換ができる出張封印。
さまざまな場面で活用されますが、なかには多数の車両をまとめてナンバー交換してほしいという依頼も。
この記事では、事業用トラックを10台以上まとめてナンバー交換したときの経験を振り返り、苦労したところや注意点をお伝えします。
段取りが重要
日々営業に使用されている車両のナンバー交換をする場合、登録からナンバー交換までの段取りをしっかり組むことが重要です。
- いつ登録し、いつナンバー交換を行うのか
- 登録書類はいつ回収するか
(車検証はコピーの添付で登録し、後日原本を返納できる場合も) - 出張封印の日が雨天だった場合はどうするか
そしてナンバー交換そのものについても、綿密に計画しておきたいところ。
- 旧ナンバーはお客様が外してくださるのか、こちらで全てやるのか
- ビスが外れないなどのトラブル時には誰が対処するか
- 必要なビスの長さは?ナット・ワッシャーは必要か
私の時は、週末に10台以上のナンバー交換をすることになっており、その直前の金曜日に登録を行うことに。
当日は旧ナンバーの取り外しも含めて全てこちらで行う手はずでした。
最大のネックは旧ナンバーの取り外し
トラックのナンバー交換では、旧ナンバーの取り外しが最大のネックになると思います。
長年使用されたトラックのナンバービスは錆びついており、簡単に外れないことも。
最悪の場合は回している途中にポッキリ折れてしまいます。
全て自身で行う場合、それなりの工具を用意しておく必要があるでしょう。
- ソケットレンチ
- コンビネーションレンチ
- 潤滑剤
- タップ・タップホルダー
- 電動ドリル
- 逆タップ
ほかにもいろいろとあると思いますが、自身でどこまでやるかですね。
私の場合は、上記を一通り用意していきました。
案の定ポッキリと折れてしまうビスがあり、全ての工具を使うことに。
なかなか大変な思いをしました。
ただ、途中からお客様側のスタッフさんがヘルプに入ってくださり、旧ナンバーを外してくださることに。
とても助かりました。
車台番号とナンバーの確認だけは抜かりなく
多数の車両を同時にナンバー交換する場合、最も注意が必要なのはナンバーの取り違えです。
ナンバーは連番で交付されますし、同じ車種が複数あることも多いので、気を付けないとテレコになってしまうと恐れがあるのです。
ミスを防ぐためにチェックリストを用意し、車両とナンバーの一致を確認していきましょう。
車台番号や施封後の写真を撮影したかもチェックしていくといいと思います。
まとめ
同時多数の出張封印は楽ではないですが、お客様の負担を大きく軽減し、達成感もひとしおです。
ミスが起こりやすいので、よくよく計画を立てて臨みたいと思います。