出張封印の際、防犯用のロックボルトを取り付けるよう依頼されることがあります。
プラスネジではなく花形などの特殊な形が切ってあり、専用のソケットで締め付けるものです。
(トップ画像の赤い丸で囲んだパーツが専用ソケット)
普通のドライバーではネジを外すことができないため、ナンバーが盗まれにくいということですね。
新車では割とよく使われていると感じます。
さて、この専用ソケットの差込み穴は主に2タイプ。
六角穴(5mm幅)のものと四角穴(1/4インチ幅)のものがあります。
どちらにもスマートに対応できるよう、工具を準備しておくといいですね。
差込口が六角穴(5mm幅)の場合
ソケットが六角穴のタイプの場合、たいていは六角レンチが付属しています。
ですので、その六角レンチにソケットを挿せば取付けは可能。
ただ、六角レンチでネジを回すのは意外に面倒です。
そこで私は、差替え式のドライバーに六角ビット(5mm幅)を付け、そこにソケットを挿しています。
差込口が四角穴(1/4インチ幅)の場合
ソケットが四角穴のタイプの場合、たいていは工具が付属していません。
そのため、四角穴を持つ何らかの工具がなければ取り付けることができません。
対応する工具としてまず考えられるのは1/4サイズのソケットレンチ(ラチェットレンチ)。
ただ、これでネジを回すのは意外に面倒なのと、力がかかりすぎてしまいます。
そこで私は、差替え式のドライバーに四角ビット(1/4インチ幅)を付け、そこにソケットを挿しています。
封印の箇所はプラスドライバーで
ロックボルトを使用する場合でも、封印の箇所だけは普通のプラスネジを使います。
そのため、差替えドライバーのほかに普通のプラスドライバーを1本持っておくと取付けがスムーズです。
まとめ
ロックボルトを取り付ける場所はディーラーや販売店であることが多く、工具を貸してもらえる(またはお客様が取り付けてくださる)こともあるでしょう。
しかし自身で工具を用意しておけば、よりスムーズな作業が可能。
お客様にも喜ばれることと思います。