2024年9月8日「出張封印 工具まとめ」に『ビットセット(SK11)』を加筆・更新しました

ナンバー交換で、長いメガネレンチがあると助かる場面

超ロングラチェットメガネ

ナンバー交換の際には、メガネレンチが活躍することがあります。
一つは裏側をナット留めする際の共回り防止。
もう一つは固着したボルトを力強く回したいときです。

一般的な長さのレンチ(15cmくらい)があれば、どちらの用途にも使うことができるでしょう。
でも私は、30cm以上ある長いレンチも持っています。
滅多に使いませんが、たまに「これがあって良かった」という場面が訪れるのです。

柄が長いほど強いトルクが掛けられる

レンチは柄が長くなるほど、大きなトルク(回す力)を掛けることが容易くなります。
固着したボルトを回す際も、より小さな力で行なえるわけです。

もちろん固着したナンバーボルトを回すのにロングレンチがどうしても必要かというと、そんなことはありません。
15cmほどの一般的なレンチでも、ほとんどのボルトは回せると思います。

でも、たとえば複数台のトラックのナンバー交換をする場合ではどうでしょうか。
長年使用されてきたトラックのボルトは固着していることが多く、潤滑剤を使ってもなお大きなトルクを必要とすることも多いです。
ボルト一本一本にかける労力や時間が少なくなれば、全体の負担も大きく変わってくるでしょう。

その点、ロングレンチであれば同じ作業を半分ほどの力で行なえるのでメリットは大きいといえます。
また、トルクに余裕がある分、微妙な力加減もしやすくなります。
短いレンチではつい力み過ぎてボルトを折ってしまうような場面でも、ロングレンチなら無事にボルトを外せるかもしれません。

さらに、ロングレンチは片端がラチェット機能を持っているものも多く、スムーズな作業が可能です。

ロングメガネレンチを使うときの注意点

柄の長いレンチはそれほど力を入れなくても大きなトルクがかかるため、うまく加減しないとボルトを折ってしまうリスクが高まります。
使用するときは少しずつ力を入れて、慎重に作業する必要があるでしょう。

また、メガネレンチは封印のある場所ではそのまま使うことができません。
封印の土台が干渉するため、ボルトに直接アクセスできないからです。
封印のある場所で使う場合は、アダプターを介して10mmソケットを取り付けて使うとよいでしょう。
(記事トップ画像を参照)

まとめ

ロングメガネレンチはどうしても必要という工具ではありませんが、持っているといざという時に役立ちます。
ナンバー交換をする方は、固着したボルトを外す”最終兵器”として用意されるといいかもしれません。

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