ナンバープレートを見て、それが希望ナンバーかどうかを判別することはできるでしょうか?
答え。「一部を除き」できます。
それでは、そういえる理由を見ていきましょう。
分類番号で判別できる
まず、ナンバープレートの分類番号を見ると、そのナンバーが希望番号かどうかがある程度分かります。
分類番号とは、地名の右側に表示された3ケタの数字です。
分類番号の1字目は、車の用途を表します。
普通乗用車なら3、小型乗用車なら5、普通貨物なら1、小型貨物なら4といった具合です。
(3ナンバー、5ナンバーなどと呼ばれますね。)
そしてその後の2字から、希望ナンバーかどうかが分かります。
希望番号ではない一般払出し番号の場合、下2字は00~09となります。
軽自動車の場合は80~82です。
そうなると、下2字が上記以外の場合は希望番号だということが分かります。
例えば分類番号が「330」「310」「583」「599」などの場合は、その時点で希望ナンバー確定です。
最近では、人気の希望ナンバーを中心に下2字の番号が枯渇し、アルファベットが入るようになっています。
この場合も希望ナンバーの可能性が高いです。
※近年、登録台数の多い地域については希望ナンバーでなくてもアルファベットが入るようになってきており、特定が難しくなっています
抽選対象希望番号は注意が必要
前述のルールでは希望ナンバーかどうかが分からないことがあります。
抽選対象希望番号(「・・・1」「8888」など)の場合です。
抽選対象番号の場合、より多くの枚数を確保するため、一般払出し番号に付与される分類番号も使用されます。
そのため、分類番号が「300」「580」といった番号でも希望ナンバーということになるのです。
抽選対象番号は都道府県により異なりますが、その種類を把握していれば、希望ナンバーかどうかはほとんど判別可能です。
その番号が一般払出し番号として発行されることはないからです。
途中から抽選対象番号に変わるケース
ここまで検討した要素だけでは希望ナンバーかどうか判別しきれないケースがあります。
それは、ある番号が途中から抽選対象番号に変わるケースです。
3ナンバーを例に考えてみましょう。
前述のとおり、一般払出し番号には「300」「301」などの分類番号が振られます。
しかしその後その番号が抽選対象番号に指定されると、分類番号は「330」以降が使用されることになり、「399」まで尽きると「300~329」の残りが使用されることになっているのです。
こうなると、ナンバープレートを見ただけでそれが希望ナンバーかどうかを判別することは難しくなります。
まとめ
以上から、希望ナンバーかどうかは分類番号や抽選対象番号のリストからほぼ分かりますが、途中から抽選対象番号に指定される番号については例外、という結論になります。
街で希望ナンバーを見つけたときは、どうしてその番号にしたのかを想像するのも一興ですね。