ナンバープレートの地名の部分。
全部で何種類あるかご存じですか?
正解は133種類。
(2022年5月現在)
実はこの地名には2種類あります。
従来からあるナンバーの地名と「ご当地ナンバー」の地名です。
ご当地ナンバーとは
本来ナンバープレートの地名は、陸運局(運輸支局や自動車検査登録事務所)ごとに1つが定められていました。
例)宮城運輸支局→「宮城」ナンバー
その後、地域振興や観光振興等の観点から、地域を限って新たな地名を表示する「ご当地ナンバー」の制度が開始。
2006年(平成18年)に払い出しが始まりました。
これにより、1つの陸運局が複数種類のナンバープレートを発行することになったのです。
例)宮城運輸支局→「宮城」ナンバー+「仙台」ナンバー(仙台市のみ)
ナンバーの種類は徐々に増加
従来のナンバープレートは87種類でしたが、ご当地ナンバーによりその数は徐々に増えています。
第1弾では「仙台」「伊豆」「堺」など19種類。
第2弾では「盛岡」「世田谷」「奄美」など10種類。
第3弾では「知床」「船橋」「伊勢志摩」など17種類が追加。
結果として現在、133種類にまで増えたというわけです。
ナンバーの種類が多い都道府県ランキング
2022年5月現在、ナンバーの種類が多い都道府県ベスト3は以下のとおりです。
第1位 東京都・千葉県(10種類)
東京都・・・「品川」「世田谷」「練馬」「杉並」「板橋」「足立」「江東」「葛飾」「八王子」「多摩」
千葉県・・・「千葉」「成田」「習志野」「市川」「船橋」「袖ヶ浦」「市原」「野田」「柏」「松戸」
第2位 北海道(9種類)
「札幌」「函館」「旭川」「室蘭」「苫小牧」「釧路」「知床」「帯広」「北見」
第3位 愛知県(8種類)
「名古屋」「豊橋」「三河」「岡崎」「豊田」「尾張小牧」「一宮」「春日井」
なお、2020年のご当地ナンバー追加(第3弾)までは愛知県がトップでした。
ナンバーが1種類のみの県
2022年5月現在、ナンバーの地名が1種類のみの県は以下のとおりです。
今後、ご当地ナンバーが追加されて複数種類になるのかが注目されます。
- 秋田
- 富山
- 福井
- 滋賀
- 京都
- 和歌山
- 鳥取
- 徳島
- 愛媛
- 高知
- 佐賀
- 熊本
- 大分
- 宮崎
- 沖縄
ご当地ナンバーは今後も増える?
2022年(令和4年)4月26日、国土交通省より新たなご当地ナンバー(と図柄ナンバー)の募集が発表されました。
申込みや審査が行われ、新たなご当地ナンバーが誕生した場合、令和7年5月頃に交付を開始する予定とのこと。
これまでも各地域で活発な議論を巻き起こしてきたご当地ナンバーですが、今後の動きを注視したいと思います。